【一人旅】ウズベキスタン(サマルカンド)3泊5日
2019.4.26~4.30
青の都サマルカンドを体感する旅。
いつかネット上で見た青の都サマルカンドの風景の美しさが忘れられなくて、平成の終わり間際に行ってみることにした。
28日 サマルカンド
タシケントに着いたのは夜20時頃。
治安とかタクシーの感じがどんな感じか分からなかったので、ホテルまでは事前に送迎を頼んでおいた。
空港の無機質感、ホスピタリティーマインドにあふれてない感じが旧社会主義国感あってよい。入国審査自体は特に聞かれることなくスムーズ。
両替は入国審査の前のスペースにあって、日本人がずらっと並んでたけど、ホテルに両替屋さんがあるってあったし、送迎はドル払いだったので、そのまま待ってくれてる運転士さんと合流。後から知ったけど相場の倍ぐらいの送迎費用取られてた。
まぁ保険費用と思えばしゃあない。
結論から言えば送迎頼まなくても声かけてくるタクシーの運転士さんと交渉して乗っけてもらえばいいです。10ドル~15ドルもあれば十分かと。
ただ送迎頼んでたのはもののついでで、本来の目的はタシケント↔サマルカンドの鉄道のチケットを引き替えることだった。鉄道会社に勤めてることもあって、鉄道移動はぜひしたいって思ってたけど、チケットの購入がややこしいっていう話があった。から日本で「ウズベクフレンズ」という代理店に頼んで、チケットの手配&宿までの送迎をお願いした次第。原価からしたらお値段はそれなりにするけどこれもしゃーないです。
ショドリクパレスホテルに滞在して1日目終了。
2日目に朝食いただいて、両替して、ホテル出発。支払いはクレカOKだった。
帰りの空港のお土産屋さんとカフェ以外で使った唯一のクレカ払い。
最寄りの地下鉄の駅まで歩いて、サマルカンド行きの列車に乗るためにタシケント駅へ。鉄道や飛行機は軍事機密にあたるらしいから、写真はないけども、それぞれの駅でテイストが違ってむっちゃオシャレ。これがシェルターを兼ねてるとか言われる旧ソ連の地下鉄!!ていう感動。写真撮りたかったけど警官?軍人?がほんと多い。
ちなみにきっぷはなくて、なんかプラスチックの青いコインみたいなのがきっぷの代わりで区間均一。ニューヨークの地下鉄にちょっと通じるものがあった。
でタシケント駅まで行って、手荷物検査してる軍人(地下鉄でもどこでも鉄道に乗るときは、手荷物検査がある。税金で手荷物検査してくれるのありがたいな。)にきっぷ見せたら、「ここじゃないよ。南の駅だ。急げ、タクシー捕まえろ。」みたいなことを言われる。タシケント駅にも2つあるらしい。急いで暇そうにしているタクシー運転手さん捕まえて、飛ばしてもらってなんとか間に合った。軍人さんとタクシーの運転士さんありがとう。サマルカンドに列車で行く人は、タクシーで駅まで行った方がよいです。
ほんまはアブラシアブ号っていう新幹線みたいなやつ乗りたかったけど、人気らしく普通の特急列車へ。
客車列車乗ったの初めて。ちょっと興奮。(隠し撮りなのでぶれてます。)
サマルカンドに着いて頼んでいた送迎で予約していたホテルへ。
ホテルイションチ。ウズベキスタンは本当に初歩的な英語しか伝わらなくて基本的には、ウズベク語ばっかりなんやけど、ここのスタッフさんはみんな英語堪能で、むっちゃ親切なので、もしまた行くことあればぜひ行きたい宿。
荷物おいてとりあえず街を散策してみることに。
人が多い。外国人客よりかはウズベク人が多い。ウズベク人にとっては日本人にとっての京都・奈良みたいな感じなんだろうなと思う。
基本的には有名なスポットは徒歩圏内にあるけど、天気は曇ってるから、写真撮るのは翌日にすることにする。宿のお姉さんも明日は晴れるって言ってるし。とりあえずそれぞれのロケーション確認。サマルカンド自体は1日もあればまわりきれる街やけど、青の魔力を感じるにはやっぱり晴れてる方がいいから、余裕を持ったスケジューリングが吉やと思う。バザール冷やかして、昼食と夕食兼用の食事を取って、サマルカンド1日目は終了。
サマルカンドにいる間通い詰めたお店。メニューはないけどぼったくられることもないし、ウズベク料理もおいしい。
サマルカンド2日目。
朝の方が人も少ないし、日光の当たり方的にもそっちの方がいいということで7時前に行動開始。
ガイドブック通りっちゃガイドブック通りなんだけどため息しか出ない。
こんなの今の時代じゃ技術的にもコスト的にもきっと作れないんじゃないか。
とりあえず写真映えしそうなところは一通り押さえて、宿に戻って朝ごはん食べて、休憩して、「外」は押さえたから「中」の展示を押さえにかかる。
廃墟もあったり。
途中お昼休憩もはさんで。
基本的に日本人の舌に合う。サマルカンドが世界一と言われるナンもついてたしか5ドルくらい??かなり腹いっぱいになる。
ちょっと人出が落ち着いてくる夕方にもう1回レギスタン広場に行った。
サマルカンドのすごいところは時間帯によって見せる姿が微妙に違うところ。ほんと青の魔力。
ガイドブックとかネットにはミナレットに上れるってあったからぐるぐるしてたけど見つからない。ほんまにあんな高いとこ上れるんかな、もうダメかな、最後にもう1回だけと思って、ぶらぶらしてたら「ミナレット上る?」ってお土産屋のおじさんに声かけてもらえた。なぜか「え、知りませんでした、いいんですか」みたいな感じ出して、上ることに。人出落ち着いてくる時間に行って正解やった。軍人にもそうやって1回声かけられたけど軍人にはついていったらダメらしい。
むっちゃ急な階段何段も登って(翌日筋肉痛になった。)、人1人がやっと頭出せるくらいの空間。眺め自体はきっとアブラシハブの丘とかの方がいいんやろうけど、やっぱりこのレギスタン広場の空間を1人占めしてる!!っていう謎の優越感。
後は日没をレギスタン広場の中でぼんやり待つ。ライトアップされるような時間に外から入場はできないけど、中におる分にはいてもいいよっていう感じやから絶対に外には出ない。
だんだん暗くなってきたら、なんか民族音楽のライブ始まったので、お金払って見ることに。のんびりしてて涼しい風もふく中、何も考えないでいい贅沢な時間。
らいぶが終わる頃には完全に真っ暗に。
夜に1人でも安心して歩ける。イスラム圏やけどお酒にもオープン。
青の都を最大限満喫してサマルカンドを発つことに。
翌日は朝4時起き。
同じく5時のタシケント行きの列車しか取れなかったゆえ。
4時30分にタクシーを宿の人に手配してもらったものはいいものの宿の人起きてない。
精算してないけど、パスポート預けっぱなしやけどどうしよ思ってたら、運転士さんが起こしに行ってくれた。ほんまthanks。
駅まで送ってもらって列車待つ。時間なっても来ないけど、案内なし。うちの会社やったら怒られるで。線路も普通に横断してるし。うちの会社やったらあかんでって。
監視の目も甘そうやったので写真を何枚か撮ってしまう。
この立派な駅舎と客車列車いいなあって思って、中乗ってみたらまさかの寝台。
2等列車と100ドルくらいしか変わらんかったから1等列車にしたんだけど、1等の寝台にまたテンション上がる。ちなみにウズベキスタンでは寝台列車に乗って日を越すことはできない(定まったところで泊まらないといけない)ので、寝台列車はこういう形でしか乗れないってガイドブックにあったので、まさに早起きは3文の得やなと痛感。
タシケントに戻ってきて、適当にタクシーの運転士さん捕まえて、ブロフセンターへ。
目の前でピラフみたいなプロフをでっかい釜で作ってるところが見られるっていう。
サマルカンドでも食べてて、脂っこいんやけど、スパイスもきいててむっちゃおいしい。毎日食べたい。ここでももちろんナンが出てくる。サマルカンドのナンはもちもちやったけど、ここのナンは若干しっとり目で味もしっかりしてて、個人的にはこっちの方が好きやった。
その後はバザールへ。むっちゃ広い。疲れる。
やっぱりナンは国民食。
その後もモスクやマドラサ行ったけど正直タシケントはちょっと手持ち無沙汰感。
空港に早めに行ったけどカフェも出国審査超えないとないし、wifiも飛んでなくてちょっとしんどかった。
それでもやっぱり町並みもきれいでインフラもそれなりに整備されてて(観光インフラはまだまだやけど)、サマルカンドよい街やったなあと。
今回は日がなくていけなかったけどブハラとか他の街も行きたかった。
ほんまに息をのむ経験、もはや青の暴力を経験できた旅行だった。
見たことないものまだまだ見ていきたい。