【器探しの旅】有田・波佐見2泊3日
器の世界、お皿の世界は奥が深いなーと最近気づきまして。
その地域に根付いた作り方×作り手のデザイン×使い道で無限大の可能性が広がるし、
デザインしないっていうデザインもあるし。
そんな無限の可能性を秘めた器たち。有田焼と波佐見焼を求めた2泊3日の旅の記録。
まず計画段階で、有田と波佐見の窯元を巡ろうと思えば車は欠かせない。
レンタカーを借りようと思えば波佐見にはどうもなさそう、有田にはありそうやから最初は有田にしよかなとも思ったけど宿があんまよいのがなさそうプラス現地までのアクセスが大変ということで結局伊万里を拠点にすることに。
博多からレンタカーでもよかったけど、博多から伊万里はいまり号っていう高速バス使った。回数券使って片道1400円。
伊万里駅のトイレが早速磁器だった衝撃。
ロジエっていうカフェでお茶。
昭和の喫茶店感と伊万里牛のお重とかも置いててとてもよきです。
2日目。まず向かったのはアリタセラ。いろんなお皿屋さんが一堂に介する施設。
開いてるとこ巡って自分の好きな器見つけるのが楽しいの承知はしておりますが、個人的オススメはマルブンさん。
お皿のバリエーションが非常に豊富。単に数が多いだけじゃなくて幅が広いというかいろんなテイストなものがある感じ。お値段もリーズナブル。
店主の方が話かけてきたりもしないのでじっくり見れるのがよいポイント。
次いで有田の市街地へ。
ただ中心部は車止めるとこないのが少ししんどい。
お皿の前にお昼ということで車も止めやすかったのは、Fountain Mountain。
古い町家を改修した感じのカフェ。奥にロッキングチェアもあっておしゃれな空間。頼んだのはレモンカレー。
そっからは波佐見へと抜ける道へ。
1本道なので分かりやすいです。
泡みたいなデザインがオシャレなやま平窯元。
足場が特徴的なマルヒロ直営店。
隠れ家みたいな藍水。
置いてあるお皿もシンプルだけど少しアクセントがあってとてもよい感じ。
店主の方が丁寧に説明してくれてとても親切だった。
波佐見の入口にあってどこどこ行けばいいよーって教えてくれたまさに水先案内人。
次行ったのはOYANEとWAZAN。この2つはほぼ隣接してるから一気に見れる。
OYANEは取り扱ってる商品がむっちゃ多い。むしろ多すぎて逆に迷った&業務用感が強すぎて心がちょっと動かなかった面がある。でもいろいろ取り扱ってるし行く価値はアリ。OYANE見た後だとWAZANはあんま心動かなかった。笑
お皿に圧倒された後は、西の原へ。車むっちゃ多かった。
1番奥にこめたまっていうアイス屋さんがあってとてもおいしかった。卵からミルクから全部自前やったかな。
味はもちろんやけど西の原の1番奥にあるっていう立地感が強いなと。ゴール感でついつい買っちゃう。富士山の山頂でカップヌードル買っちゃうのと同じ理論。
休憩してからは少し車走らしてNo.1210へ。お皿の数としては少なめの印象。雰囲気はWAZANに近いかな。
そっからはmignonへ。伝統的な有田焼っぽい柄物が結構強いイメージ。これまでのお店とは少し違うテイストだった。
その後はeihoへ。
場所ちょっと分かりにくかった。
カラー×マット感よきです。
最後に伊万里まで戻って、伊万里牛ハンバーグ堪能して2日目終了。
3日目。朝食。
伊万里の香りっていうパン屋さん。
パンの種類がむっちゃ充実しててむっちゃおいしい。地元にあってほしいレベル。特にオススメはグラタン×キッシュのパン。ほんまにおいしかった。
お腹を満たした後は2日目(日曜)閉まっていた窯元たちへ。
まずは翔芳窯。インスタで見て1番欲しかったやつ。道狭くてひやひやしたり。
瑠璃色がまずよい。くどいようで何にでも合うようなデザイン。
注射針でデザイン書いてるんやって。
写真は家で後撮りしたやつ。
いろんなショップでも取り扱ってるようなお店。浅茶碗のバリエーションが豊富でそのイメージやってんけど、実際行ってみたらそれ以外の器もたくさん。
デザインもうるさすぎず、でも色なりデザインにワンポイントあってよい感じのものが多かった。
買うつもりなかったけど、ペン立てを買ってしまった。
その次は京千。
これまた少し奥まったところ。
カフェもあるみたいやけど、やってるよかやってないのかよく分からず。器ショップだけ覗いてきた。
最後に西山。
買うつもりなかってんけどマット感が素敵で買ってしまった。
無地×マット感を求めるなら西山よきです。
これも家で後撮り。
今回はじめて窯元めぐりをしてみた。
窯元で直接買うと20%とか30%引きで買える。金銭面でも大きな魅力があります。
そしてまずそこに雇用がある、地域経済があるって窯元でたくさんの人が働いてるのを見て何か感動してしまった。
これこそ昔からあった光景なんよなって。和洋問わず。近くの工房、クラフトに行って日が落ちたら帰るみたいな感じね。よきやなと思った。職住近接。
後は飲食店で使われてるお皿も伊万里焼、有田焼風とかのものばっかりで、焼き物文化が地元に根付いてる感じ、地域の人やったらあたりまえに皆好みとかこだわりを持ってる空気感を感じられたのがすごいよかった。
雑貨店とかでお皿見るんもいいけどやっぱりそこに並べられてるのは限りやったりバイアス(映え重視やったり店員さんの好みやったり)があったりするわけで、そうじゃなくて自分の目で自分が心惹かれるものを買うっていう経験、あ、インスタとか雑貨屋で見たことないけどこんなんもあるんやっていう経験ができるのもやはりよきやなと。
詳しい人に話聞けたりするのもよいし。
波佐見は行くまでは大変やけど行ってしまえば、車さえあれば割と道なりやし行きやすいとは思う。